仏、暴風雨で「国家的災害」宣言 被災者支援 集票かけ競う

 欧州南西部を2月27日から28日にかけて暴風雨が襲い、フランスで45人、スペインとドイツで各3人、ポルトガルとベルギーで各1人の少なくとも計53人が死亡。数十人が行方不明になっている。フランスでは、建物の損壊で数百人が家を失ったほか、堤防の決壊で大西洋岸の町の中心部が洪水に見舞われ、100万世帯以上が停電した。

フランスのフィヨン首相は2月28日、「国家的災害」を宣言。政府は救助・捜索活動に力を入れるとともに、家を失った人々への支援など、被災者に対する具体的な緊急援助を発表した。サルコジ仏大統領は3月1日、被災地のフランス南西部バンデ県を視察した。

 フランスでは今月14、21の両日、統一地方選挙が行われる。中道右派の与党は、現在、社会党が支配する20の地方のうち、いくつかを奪還したいと考えている。中央政府と地方政府は効果的な災害援助をめぐり、競い合うことになりそうだ。中央政府は被災者の支援を最優先課題としているが、これを与党の地方選候補への支持獲得に利用しようとするだろう。(オックスフォード・アナリティカ)

About Oxford Analytica

オックスフォード・アナリティカ(以下、OA)は、イギリスのオックスフォードに拠点を置く、情報分析・コンサルティング企業です。OAは、ニクソン政権において毎朝世界情勢を大統領に報告する「ザ・プレジデント・デイリー・ブリーフ」をキッシンジャー国務長官と共に担当したデビッド・ヤング博士によって 1975年に設立されました。OAは、政治、経済、社会を含む世界情勢の分析と予測を専門としており、デイリー・ブリーフを中心としたサービスに加え、クライントの個別の懸案事項に応じた情報分析やコンサルティングも提供しています。今日では49カ国の政府、国連、EU、世界銀行等の国際機関及び、160 を超える世界的企業・金融機関をクライアントにしていますOAクライアント・サービス